ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

エアコンのガス

 家電というものは買い替え時が難しい。エアコンから涼しい風が出なくなったので、クリーニングを頼んだ。業者さん曰く「ガスが無いのかも知れない」。しかし使って13年。そろそろクリーニングも必要な時。取り敢えずクリーニングを依頼した。

 その次はガス業者。ガスが無いので頼んだら、技術料+ガス代で結構かかる。が、仕方ない、ガス業者に頼んだ。ガス業者が来て、見積もって貰うとガス代は1万5000円と言われた。

 電話の見積もりと大幅に違う。よくある話だ。私は「じゃあ、8000円分のガスだけきちんと入れて下さい。」と言った。業者は「それでは涼しくならない」と言った。「それでも構いません。こちらはお金が無いので」。

 結局、8000円分のガスでだいぶ涼しくなった。基準量まで入れればもっと涼しくなるのだろう。しかし仕方ない。こういう時、どちらが正しいか分からない。全て業者の言いなりになると吹っかけてくるのは定石だ。

 「コンデンサーが壊れている」とも言っていた。きっと業者は買い替えを狙っていたのだろう。しかし私は涼しくなればいい。エアコンなんて新機能は要らない。最低限の機能さえあればいい。

 とにかく涼しくなって本当に良かった。