ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

精神科医との対話

 UNICORNの新譜を聴きながら464号線をドライブしている。映像と音のズレを「分裂」と言うならば、ハッキリそれが理解できる。そんな私はノイズキャンセリングは嫌いだ。ノイズこそ「リアル」なんじゃないか?

 目的地は無い。腹が減ったので、スシローを目指す。100円のくるくる寿司もまあまあ美味しい。私は鮪の赤身とサーモンが好きなネタだ。今の世の中、便利なモノで、アプリで予約すれば待ち時間なく食べることが出来る。

 小型のSUVのドライブは今のところ快調だ。日常の嫌なことも忘れさせてくれる。まあ私はポジティブ。あとデブである。こちらはしょうがない。普段の不摂生の結果である。

 健康に気を付けてるつもりでも、外食の野菜なんてキャベツかレタスしか無い。そんなモノで野菜が足りる訳はない。私が食いたいものは煮物である。それはスシローには無い。が、まあ魚もカラダに良い。

 カツカレーとカツ丼の間に存在するモノが「愛」ならば、富士そばは「愛」である。愛に飢えた中高年は、だから富士そばが好きなんだ。無論、私も大好きだ。蛍光灯の明かりが眩しくて暗い部屋で体育座りをしている。

 根暗は根暗の良さがある。私はポジティブな根暗だ。小池知事に倣って言えば「アウフヘーベン」とでも呼ぼう。そんなこんなでスシローに着いた。赤身→サーモン→赤身→サーモンのコンボで15皿。まあまあである。

 デザートにチョコパフェを頼んだ。これがまた美味い。食欲を満たし、あとはホームセンター欲を満たすためにジョイフル本田を目指す。特に欲しいものはない。何でも売っているホームセンターに唯一、売ってないのが「愛」である。