ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

精神科医との対話

 久しぶりに彼に会う。自分を飾らず、ありのままに。彼は言う「最近、どうだ?」。私は答える「悪くないです。」もうこれで充分だった。

 後はお互いの好きなマンガについて語り合った。私がマンガを読むのは彼からの影響で、それはなかなか悪くない趣味だった。

 帰りにスマホをいじってネットをしていた。最近はこのスタイルにも慣れ、私も現代人になったんだと思った。やれやれ。

 「詩のような小説」を目指している。例えば高橋源一郎の「さよならギャングたち」のような。まあ、私の文章は雑文だが。

 出来れば高い文学性とロックンロールが交差する作品を目指している。くるりのような。そんな事を夢想する。

 パリの暴動が舞城王太郎の小説と繋がっている、という批評家の言葉だが、そこに相模原アンダーグラウンドのHIP HOPが加われば、その説は完結する。

 カルチュラルスタディーズの研究者は「SEX PISTOLSがPUNKで、それでお終いだ」と言った。はたしてそれは正しいのでしょうか?

 紅葉が始まった。私はD750を手に、上野公園を散策する。秋の空は空気が澄んでいる。ありがたい。私は歩く。