ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

精神科医との対話

 最近、世の中がツマラナクなっている。みんなスマホスマホスマホ、ばかり見ている。そんなに楽しいか?スマホ。相変わらず、私は文庫本を読みながらそう思う。

 私が中学・高校の頃は、大人は電車の中でスポーツ新聞を読んでいた。今はスマホで見ているのか。ま、いい。便利なものは便利だから。所詮道具、と割り切ってしまえばそれほど腹も立たない。

 彼女は言う「あなたにスーツは似合わない。サラリーマンなんて無理よ。」私は言う「Why?」「そういう所。あなたは自分中心だわ。」なるほど。そうかも知れない。ならば何が出来る?

 青山のあたりに「富士そば」は無かった。「吉野家」も無かった。日本が誇るファストフードは何処にも無かった。あるのは個人のShopばかり。客なんて入っていない。みんな土地をテナント経営して、「オシャレ」と名の会社設立して、法人で賢い相続税対策をしている。

 「あなたは変わっているわ」なるほど、それも分かる。しかし、時には反発したくなる。「うるせー、ブス!山田◯子をブスにした顔しやがって!」彼女もキレた。「このキチ◯イ野郎!」なるほど、キチ◯イ病院に2回ほど入院した私はそうなのだろう。しかも卓球やったり、将棋指したり、みんなと散歩したり、コンビニでオジさんがポテチとコーラを買って、みんなで食べたり。なんなら3ヶ月くらいなら、また入院したいくらいだ。

 青山よりキチ◯イ病院のほうが私には合っている。何故ならば、私には本質を見ているからだ。最新のファッションもスマホも問題は中身だ。友人は「ワークマン」のズボンを嬉しそうに履いている。それはとてもCoolだ。

 一期間、生活を共にした精神病院の友人達のほうが、私には遥かに理解できるだろう。そう、彼らの中身が。形に拘らず、中身を見て。本当に「青山」に住んでいる人は全く「青山」らしくない。それが本質だ。