ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

精神科医との対話

 私が働こうと思う、というと主治医は意外な顔をして、「働いて良い事と、悪い事を一億個書きなさい。」と言ってきた。何故、一億なのかは答えは簡単だ。日本の人口。

 「金が欲しいです。で、かわいい保育士さんと出会えたらラッキーです。」と答えると、また意外な顔をする。「保育士だからかわいいのではない。その人がかわいいからかわいいだけだ。つまりキミはパーソナルな問題を職場に持ち込もうとしているだけなんだよ。」

 画竜点睛。正しくそうだ。そしてかわいい人にはだいたい彼氏がいるものだ。危ない、危ない。流石は私の尊敬する名医だ。慧眼ここにあり、だ。

 だったらあんまし働きたくないなー、と思っちゃった。働く意味って何だろう?ここで先生に問いかける「なぜ、先生はこんな激務をしているのですか?」と。主治医はニヤリと笑い「かわいい看護師に飲み代とタクシー代を出すためだよ。」と宣った。

 天啓!そうなのか!だって人間だもの!みつお!流石、精神科医フロイト精神分析をいとも容易く、臨床に於いて解釈するのか!

 私は益々、先生を尊敬することになり。且つ又、保育士との合コンを夢見る39歳になろうとは。デイ・ドリーム・ビリーバー。(この話はフィクションです)。