ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

精神科医との対話。

 「好きすぎるから、サヨナラ」と、miwa は言った。正にその通りで、まあなんというか、そういう事はしょうがないのだ。

 それを伏せるということは、不細工だが、寧ろ、本当の「愛」ってヤツは、お互いを傷つけない距離感で、時間だけが解決してくれるものかも知れない。

 エカチェリーナⅢ世 の背中を撫でながら、私はそんなことをぼんやりと考えている。ま、その時間が嫌いではないが、この傷だけは消せはしない。

 はーーー、夏という季節がもたらした、この淡い恋心ならば、私は夏が大嫌いだ。ロクな思い出が無い。I don,t wanna say, I don,t wanna say,

 やがて季節は変わり、秋になるだろう。私は今から、その寂しさに耐えうるために準備を始めている。人生は、幸福に満ちていると、。