ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

精神科医との対話。

 「パンチドランク・ラブ」という映画がった。内容は忘れてしまったが、とても良い映画だったと憶えている。

 まあ、まさに現在の私がそんな状態で、疾風怒濤、な日々を過ごしてる。彼女の名前はaiko 。悪い名前だ。

 どうも小説「阿修羅ガール」を思い出していけない。私は調布とはなんの関係もないし、また、「グルグル魔人」なんかと戦う運命になるのは嫌だ。

 彼女は言う、「あたいのどこがよかにせどん?」。九州弁はよく分からないが、私は「よかにせどんとは、男前?という意味だよね。確か」。

 「なついたるねん!」。まーーーた出たよ。女のヒステリー。私はこれが一番苦手である。なつく気もねーのに言いやがるから。

 悪い予感しかしない。冷や汗をかきながら私は必死に、コンビニのATMに行き、デビッドカードに入金しては、無為な時間を過ごす。

 「あなたは私のATM」。悲しそうに彼女はそう答える。泣きたいのは私である。カネが減るのはこっちなのだ、たまには立場が変わって欲しいものである。

 しかしまー、私は「惚れた弱みよ」と、昭和の演歌みたいな答えをする以外ない。「令和の演歌」こと、ななこ♂ブログではあるが、「くまうた」を思い出した。

 「くまうた」とは「森川くん2号」を開発したチームのPS2用のプラット・フォームのTVゲームである。

 分かりやすく言えば、「早すぎた初音ミク」である。う〜〜〜ん、ちょっと違う。だから私はヨドバシの店員にはなれなかったのは、つまりこういうところである。

 「あなたはとても捻くれてるわ」私が積極的になつかれると、決まってこう言われる。初音ミクみたいな顔しやがって!しわとしわを合わせたのが、「幸せ」なのよ。

 私は幸せなのか(確実に不幸ではあるが)どうか分からない。冷たい石畳に座り、タバコを吸い、トマトジュースを飲むオッサンを眺めている。

 とまあ、ノロケ?はこれくらいにして、彼女との出会いから話していこうと思っている。聞いてちょんまげ。

 出会いは渋谷の居酒屋での合コン。私が生まれて行った、最初で最後の合コン。そこで彼女と出会った。

 とても憂鬱な合コンだった。だいたい私は酒の席、というのが元来苦手であるからして。そんなにすぐに赤の他人に、年収とか、持ち家とか、家族構成とか聞かれたくない。

 だから何を聞かれても、「ごにょごにょ」と答えた。「年収は?」「ごにょごにょ」。「実家は持ち家?」「は???????」。「長男?」「てめーに教える義理はない!!!」。

 気がついたら「表に出ろ!」という事で、ケンカになった。だいたい失礼じゃねーか!正義は俺にある!。

 しかし世間的には、男と女ならば、世の中全員、女の味方をする。まるで「ジャガー横田協会」の会員みたいな顔をして。

 まあ、「ジャガー横田協会」は私も好意を抱いているが、身に降り掛かった火の粉は払わねばならない。さながら巌流島である。

 しかし流石に殴り合いは私も希望してないし、彼女もそうだった。「だったら男気じゃんけんだな」という事に相成った。

 合コンの支払いをどちらがするか?という非常に男らしくない、男気じゃんけん。しょーがねーじゃん、。

 で、私は男らしくなく負けた。勝った彼女は、「ふん!奢ってやるわ!」と男らしく答えた。まさかそこから恋が始まるとは思っていなかったが、。

 「よかにせどん」な彼女は、毎日の日課になってしまったが、仕事終わりに「グルグル魔人」と戦い、調布を守っていた。

 私は「やめときなよ。仕事で疲れてるんだから。調布がどうなってもいいじゃん、住民票を移せば良いだけの話だよ」と説得したが、彼女は耳を持たない。

 しょーがない、なんたって彼女はaiko17歳。そういうお年頃である。若いとはつまり、そういう事なのだ。という夢を見た。