ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

デジタル一眼レフカメラ 始めました。

 たまたま電気屋さんでカメラコーナーを何気なく眺めていたら、初心者〜中級者のモデルであるNIKON D5500 レンズキット が5万円台で発売されていた。「一眼レフカメラも値段が安くなったな。」と思った。そして、「あ、いいな」とも思った。その場で価格コムを見てみるとさらに安い。「大きい買い物だけど、やってみたい」という欲求が生まれた。値段交渉して、同時に単焦点レンズも購入した。まず、単焦点レンズで腕を磨こうと思った。ちょうど両方とも在庫切れで取り寄せてもらう事になった。

 1〜2週間後、念願の一眼レフカメラが届いた。持ってみると思ったより軽い。普段、デジカメでGRⅡ を使っているので、軽くて気軽に持ち運びができるカメラが僕の好みだ。まさにピッタリだった。実は僕は過去に一眼レフに挑戦して、挫折していた。その時は病気の波が大きく、精神的に辛い時期だった。そして引っ越しと共に手放した。引っ越しをして、一人暮らしにも慣れ、春になり何かを始めたい気持ちだったのかも知れない。ちょうどマンションの前が桜通り で、桜の季節。撮影するには絶好の環境だ。

 天気が良い日は桜通りを散策しながら撮影している。いろいろ自分で考え、工夫しながら撮影していると とても楽しい。上手く撮れた写真はSNS にUP したり、印刷して残してみたりしている。プロの写真家さんの本を眺めたりしてモチベーションを上げたりしている。

 カメラというのはただ指でシャッターを押せば誰でも撮れる。しかし、その写真にどれだけ情報量を込められるかが実に深い。光の加減なども考えながら撮ると とても面白い。そしてプロの写真家さんの写真と比べてみると全然違う。プロの写真家さんは「とんでもないな。」と思う。本当に尊敬の念を抱く。

 また、一眼レフの特徴としてレンズ交換が出来る。単焦点レンズ、標準ズームレンズ、広角から望遠までカバーするレンズ。これらを使い分けてみるのも面白い。

 僕がNIKONのカメラを選んだ理由は、電気屋さんにNIKONのメーカーの人がいて、そのおじさんがとても面白い人だったからだ。撮り方のテクニックから、カメラの選び方、レンズの特徴と選び方。全てそのおじさんから教わった。僕は心の中で「師匠」と呼んでいる。何度も通い、自分の撮った写真を見せてアドバイスをいただいている。「分からないことがあったら私のところに来なさい。全部教えてあげるから。」と言われている。僕はそのおじさんがいる限り、その電気屋さんでしかカメラを買う気はない。物を買うのではなく、「この人から買う」という気持ちだ。そのおじさんもまた「プロ」だ。