ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

精神科医との対話

 つくづく自分の馬鹿さに呆れる。彼女が「100万円貸して」と言われれば、私は喜んで貸すし、「結婚して」と言われれば、結婚するし。三日後に「離婚して」と言われれば、離婚もする。それが彼女への謝罪になるならば。

 無論、彼女に「死んで。」と言われれば、この安い命くらいは捨てる覚悟だ。借りた貸しを考えれば、そんなモノ怖くはない。「借りた貸しは即返す」それが私のポリシーだ。イジメられて、惨めに死ぬくらいも全然OKだ。

 「手紙」を何度も読んでみる。そこに書かれていたのは謝罪の言葉と、弟への思いだ。弟からすれば全く迷惑極まりない。そんな話しだ。