ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

4冊購入。

今週のお題「読書の秋」

 

 「読書の秋」だから本を買ったわけではなくて、たまたま行ったお店に面白そうな本があったから購入した。上野駅構内にある「Anger」というお店だ。そのお店は文房具、手帳、万年筆、ボールペン、ライター、昔のカメラなど、「本物を志向する」という感じのコンセプトのお店だと感じた。そこで厚手のノートとライターを購入するために行った。しかし、ライターは品切れ中で、取り寄せることになってしまった。そこでたまたま本が売っているのを見て、いくつかピックアップした。

 坪内祐三文庫本を狙え!」、内田樹「直感はわりと正しい」、フリート横田「東京ノスタルジック百景」、皆川明「ミナ ペルホネンの時のかさなり」吟味してこの4冊を選んだ。本を買うのは久しぶりである。最近は活字はネットばかり見ていたから、書籍を買うのは新鮮だった。

 なかなかの金額になってしまったため、「読まなきゃ損!」という思いが強い。秋の夜長に噛み締めながら読んでいきたい。

バイク乗りたて。

 なぜ僕がバイクの免許を取ろうかと思ったか?というと、ヒマだったからである。人間はヒマだと、TOEICの勉強を始めるか、バイクの免許を取ろうか、と考えるものである。僕は英語は嫌いだから、バイクの免許にした。実は数年前にも取ろうとしたが挫折した経験がある。しかしまあ、「大丈夫だろう。」といういつもの安易な考えで行動を始めた。

 前にも乗ったことがあるので、序盤はサクサク進んだ。「魔のクランク」に出会うまでは、、、最初は出来なくて当然、と教官も優しく教えてくれていたが、何時限やっても一向に上達せず、そのたびに追加料金が掛かっていった、、、「ヤバイな、、、」と内心、安易な考えで始めたことを後悔し始めた。そして、カネもかかるのは馬鹿らしいし、最初は優しかった教官もだんだん「出来ない子」扱いを始めて、ちょっとイヤになってきた。そして教習所から足が遠のき始めた、、、

 が、僕にはバイクの免許を取らねばならない理由があった。実は既にバイクを購入してしまったのである!しかもローンで!これは取り返しがつかない。免許を取るしか道はない。そして、また教習所に通い始めた。しかし人間とは不思議なものである。しばらく乗っていなかったから下手になっているかと思ったが、逆に肩の力が抜け、いい感じに乗れるようになっていた。「魔のクランク」も何回か通っただけで出来るようになっていった。

 卒検も一発合格し、無事に免許が取れた。買ってしばらく乗っていなかったから、バイクはすこぶる不調で、しかもSR400というキックスタート式のバイクの為、エンジンをかけるのが難しい。というわけで、乗っていなかったからバッテリーが上がってしまった 笑。はい、修理に出します。もうね、バイクに乗る準備は完璧ですよ!革ジャン、ブーツ、ヘルメット、グローブ、サイドバックも付けている 笑。おまけにETCもある!ココロのエンジンは全開である!あとはSRのエンジンだけだ。

憧れのクルマ

 姪っ子が言う「今時スポーツカーなんてダサいよね。ミニバンがカッコいい!」と。なるほど、確かに世の中ミニバンブームだ。日曜日にイオンに行けば、まあ似たような白いミニバンが整列している。みんな間違えないのかしら?と思うほどだ。若い夫婦はかわいい子供を連れてお買い物をしている。たいした人数が乗っていないのに、馬鹿デカイ、ミニバンに乗っている。友人は言う「ロールス・ロイスの発想だよ。奥様、お子様を送り迎えしている。」そうか、それなら姪っ子の発言も納得がいく。お父さん、旦那さんは生活費を稼いでくれる執事で、クルマで送り迎えまでしてくれるんだから。

 姪っ子に嫌われようが、若い女性に「ダサい」と言われようが、僕は仕事が決まって自分が稼いだカネで自分のクルマが買いたい!マツダロードスターだ。オープン・ツーシータの名作だ。「人馬一体」を体現する、走って楽しいクルマだ。初代ロードスターは「世界一売れたオープン・ツーシーター」として、ギネス記録に認定されている。4代目であるNDは「世界カーオブザイヤー」を受賞している。ベンツよりもBMWよりもマツダなのである!今や「世界のトヨタ」ではなく「世界のマツダ」なのである!日本人のモノづくりの魂がそこにはある。

 

#パソコンの日

 今日はパソコンの日。なので僕の愛機である、iMacについて書こうと思う。最近の出来事として、昨日、壊れた 笑。いや〜、まいった!!!macOSのアップデートをしてたらエラーが出て、そのまま動かなくなった。リカバリーモードをいくつか試したがダメだった。こんな時にこそAppleCare!電話は待ち時間無く繋がり(すごい!)、いくつかの方法を提案された。その全てを僕は試していたが、、、(伊達にAppleユーザー歴は短くない)エンジニアの人から聞いた方法でもダメだった。やはり修理という事になった。

 しかし修理になる事は想定済み。問題は金額である。買った当初に保障に加入していたが、既に保障期間は切れていた。Appleの修理費は基本的に定額制である。しかし、今回の問題はOSのアップデート中に起きた故障である。Apple側にも幾ばくかの負担を持ってもらいたい旨を伝えた。担当者は僕の話を聞き「全く仰る通りです。」と言ってくれた。「上の者と相談をしてくるので、暫く待っていただけないでしょうか?」と言われたので、ここは勝負!「わっかりました〜〜〜〜!!!」と超元気に答えた 笑。そして長い保留音が流れた。長いことはいい事だ。それだけ説得してくれている証である。そして担当者が「お待たせしました。」と戻ってきた。そして改めて幾つかの確認がされた。シリアル番号から始まり、故障した時のOSのバージョン、改善方法、使っている年数。etc。担当者は言葉を選ぶように「今回のOSに関してだけの問題については、私の権限を使って無償保証とさせていただきます。」と。、、、神を見た!

 今回のAppleCareの対応は、電話の待ち時間がないこと。問題解決の説明が的確だったこと。なにより無償保証だったこと!(Yさん、ありがとうございました。)全てがパーフェクトな対応だった。しかし僕のiMacももう5年になるのか、、、まだ新しいと思っていたが、、、ちなみに新品を見積もったら25万になった!まあ、BTOしたからね。僕は誓った。このiMacを末永く大切に愛していこうと。そして時が来たら、新たなiMacとの出会いを約束する。このパソコンの日に神に誓う。

「小さな実験大学」の終わり。

 僕は東京の町田にある、和光大学という所を出た。当時、新設された表現学部表現文化学科に入学した。開設当初ということもあり、心理学者の岸田秀、マンガ編集者の大塚英志、評論家の切通理作、写真家の丸田祥三、文化研究者の上野俊哉、「元祖ヲタク」の野々村文宏などのサブカル好きにはたまらない教員が揃っていた。僕はハナから就職活動をする気は無かったから、大学は自分の好きな事を勉強したかった。

 友人が「この大学にはマンガ書いてるか、音楽やってるか、クスリやってるかしかいない。」という名言?を残していたが、実際には、こじんまりとしたのんびりした学校だった。どこにでもある普通の大学だった。僕は本を読むのが好きだったので、図書館に篭り、好きな文学を読み、元新聞記者の先生のゼミに入り、師事していた。特に物書きになりたいとは思っておらず、ただ好きな事をしていた。

 卒業も進路課には通わず、アイデムで見つけた 笑。有名な大学では無いので、人手不足の業界に入れば何処かしら雇ってくれるだろう、という安易な考えだった。その大学には昔は進路課は無く、「自分の事は自分でやれ」という校風だったらしい。僕はその校風が好きだった。しかし最近、学生の親の顔色を窺うが如く、やれ進路、就職に力を入れているらしい。その典型例が保育科の新設だ。僕はこれを知った時、創設者である梅根悟先生の「小さな実験大学」が終わってしまったと感じた。和光大学が時代の役割を終えてしまったのかも知れない。存続が目的ならばね、

僕と秋葉原

 僕が初めて秋葉原に行ったのは高校生の時。パソコンを買いに行った。当時はまだインターネットは無く、WindowsもVer.3.1だった。今は無きラオックス・ザ・コンピューター館でPC-9821マルチを買った。当時はメイド喫茶なんて無く、女性が歩いているのも珍しく、昼飯を食うところもほとんど無く、今は無きアキハバラ・デパートで「アキバ・うどん」なる物を食べ、安いPCショップを巡るのがオタクの定番だった。昼飯にすらお金をかけず、ひたすら安いPCパーツを探し歩いた。Windows95の発売の街のお祭り騒ぎも今でもハッキリ覚えている。

 男臭い街で、女性を見かけることすら皆無で、まさに旧世代のオタクの街だった。00年代に入り、突如「メイド喫茶」なるものが現れた。それから「萌え」という言葉が生まれ、街も一変した。それからアニメ・ゲームの街になった。今では街に女性が歩いているのも普通になっているが、当時は女性がいる事も珍しく、女性慣れしてないオタク達が一気に虜になった。

 また、画期的だったのがつくばエクスプレスの開通だった。それに合わせるが如く、「ヨドバシ・アキバ」が出来た。そこからさらに街は加速していった。まさにブーム到来だった。その頃から街は観光客が増えていった。そして2010年代に入り、外国人観光客が爆発的に増えた。中国人が「爆買い」する風景も目の当たりにした。そして「事件」は起きた。加藤大による無差別殺人が起きた。

 その事件から秋葉原は変わった。今でも遺族の方の事を考えると胸が痛い。その事件から街は警察による監視下のもとになってしまった。「アキハバラ」ではなく「秋葉原」になってしまった。全てが監視下のもとにある街に。