ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

自罰的な国と他罰的な国

 菊地成孔さんが近田春夫さんと対談した時に、「日本に自殺者が多いのは、日本が自罰的な国だから。」みたいな事を言っていた。秋葉原の事件を姜尚中さんは「自殺的」と言っていた。

 なるほど。家庭内事件などは自殺的な要素は多いと思う。「介護疲れ」「家庭内暴力」ちょっと違うが、「発達障害児の増加」などは、自分の子供と他人の子供を比べてしまい、劣る、という理由から受診して、診断名を付ける。

 会社で「鬱」になる人も「自罰的」なのかも知れない。「他人のせいにはしないで、自分を責める」という文化が日本にはあるのかも。

 そんな事を思ったのはラジオを聴いていて、「すいません」と謝れる人は「大人」だという美徳のメールが沢山きていて、DJも「そうだよね〜〜」と頷いていた。私は「それってマズくないか?」と感じた。

 自分が悪くないのに謝れる人ってどうなの?と思った。自己主張する時はハッキリしたほうがいいと思う。感情的にならずに「理」に訴える。論理的思考が身を護るのではないか?