ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

精神科医との対話(若槻千夏論)

 若槻千夏はかつて「麻婆豆腐は飲み物です」というタイトルの本を出した。もちろん売れるはずもなかった。「カレーは飲み物です」の丸パクリだし。しかし、私はその頃から若槻千夏が気になっていった。

 また、こんな発言をしていた。「ヲタクは嫌いです」と。グラビアアイドルがヲタクを嫌いなら、誰が写真集やDVDを買うのだろう?無論、ヲタクの私も深く傷ついた。しかし、どうしても嫌いになれない。いや、気になってしまう。そんな私がいた。

 そして、千夏は(これからこう呼ぶ)突如、芸能界を引退して原宿にセレクトショップを開く。そこでは大きな虎のプリントされたスゥエットがあったが、誰も買わなかった。当たり前だ、私もそんなの欲しくない。

 またまた突如、千夏は芸能界に復帰した。一体、この人は何がしたいんだろう?私はこの胸のモヤモヤが確信に変わった。そう、私は千夏が好きなのだ。例えて言うなら、学校のクラスで踊り場で踊る女子←例えが下手。みたいに。

 そして、またまたまた千夏は私を驚かす。若槻千夏プロデュースで、「くまモン」のパクリみたいなのを出す。この人は本当にクズだな、と確信した。そう、私はクズが好きなのだ。それは私と同じ匂いがするからだ。

 私の夢は若槻千夏にプロデュースされたい、という事だ。「野ブタ、をプロデュース」的な感じで。という夢を見た←夢オチ。