ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

精神科医との対話⑬

 精神科医に伝える「私には願う事しか出来ません。」精神科医は言う「カタチにしなさい。」と。足掻いて、足掻いて、辿り着いた先に何があるのだろう?面倒くさがりの私は空調の効いた部屋から出たくはない。

 気ままに旅をしたい時は散歩をする。これもモノマネだ。上がったり下がったりのテンションがうざったい。「ゴールデン・スランバー」を聴きながらコンクリートの階段を昇る。ヒッチハイクをすれば容易く目的地に辿り着く。誰も乗せてくれないが。

 何でもシェアの時代だ。あれもこれも。美しい予感さえも。私が生まれた瞬間から。代替えの利かない存在なぞ、本当に存在するのだろうか?好きな相手もLINEが繋がらなければ、また違う相手に送る単純作業の時代に。