ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

「カメラを止めるな」レビュー

 監督の頭の中を言葉にするのが「脚本」ならば、監督の欲望を実現するのが「演出」である。この2つの自由な世界に2つの制約が付いているのが本作である。①生放送。②ワンカット撮影。この2つの制約により、監督の頭の中は創作意欲に溢れる。

 本作は「YouTube2.0」世代作品と仮に名付ける。HuluやNetflixのオリジナル作品は、この作品を追いかけ続けることになるだろう。私はこの作品を映画館で観れたことが嬉しく思う。そう、映画という概念はネットにより侵食されている。