見事、開幕一軍を果たした！が、それからが地獄の日々だった。オープン戦では５割のアベレージを記録したが、一軍のピッチャーにはボロボロにやられた。
４，５月のシーズンは、打率１割台。由伸監督からは、毎試合後 ダメ出し。正直、いつ２軍に落とされるかと、毎試合後、散々たる思いだった。
ヒットは打てない、チャンスは潰す、ゲッツーになる。それでも監督は代打で使ってくれた。「お前はもっと出来る」と言ってくれた。
結局は練習しかなかった。ミートの練習を繰り返した。そしたら球がだんだん当たるようになってきた。６月にはなんとか２割台に乗せた。
過酷な７，８月の夏のシーズンでバッテングが開花した。元々、能力は、ミートC、パワー C ある。ルーキーでこの数字はバッテングセンスはある。
要は球を見すぎていた。大事なのはタイミングと、選球眼。基本のセンター方向へのバッテング。それを徹底した。
そしたら段々、ヒットが増えてきた。そして今や、レギュラーになった。今の打率は３割４分３厘。使い続けてくれた、由伸監督のおかげだ。
現在、巨人は広島に次いで２位。監督に恩返しをするためにも必ずリーグ優勝して、CS を突破し、日本一にしたい。
そして、契約更新では、１０倍の、一億円を狙う。そのためには、首位打者のタイトルを必ず取る。やはり練習は嘘をつかない。ゲームもまた然り。
