ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

精神科医との対話

 メシを食うと元気になる。というのは本当で、鬱に効く。そして、くるりの音楽は私のココロを癒やす。さあ、休もう。私は彼女に「頑張れ!」と伝えた。そしたら彼女は「頑張ってるわ!」と返してきた。

 私の本意とは違うが、言葉というものはなかなか厄介で、思ったようにはいかない。まあ、いい。皮肉を皮肉で返す彼女だが、少々疲れているみたいだ。そんな事は私のせいではない。

 長かった夏が終わりを告げようとしている、過ごしやすい気候だ。私はいい感じの自転車が欲しい。週末サイクリングなんて、なかなか趣味が良い。運動不足だし。散歩を運動とカウントしなければ、私は運動が嫌いだ。

 図工や音楽や体育は受験勉強に必要ない、生きてくためには必要だが。どうやら私は勘違いをしていた。まあ、そんな事は水に流そう。私ももう38、アラフォーだ。子供じみたマネはしたくはない。

 電車のホームにいた女性は、今にも泣き出しそうな顔をしていた。その顔をハッキリとは覚えてないが。スマホを片手に持っていた。だからスマホなんて持たないほうがいい。だいたいの電話というのは不幸なものだ。