ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

今日のななこ。

 私は、母親も、姉も、親戚も、憎くてしょうがない。だから、普段、B型作業所で一生懸命頑張ってるし、常に前向きでいるようにしている。

 虐待も受けたし、見下されてきた。馬鹿にされ続けてきた。だから年末は嫌だ。そんな事を思い出してしまうから。

 早く正月なんて終わって欲しいし、無いほうが余程気楽だ。今日は午前中は作業所、午後は役所と床屋に行ってきた。

 専門学校への推薦文も書いて貰ったし、これから試験勉強を頑張らねば。明日は本籍地へ、書類を取りに行く。午前中は診察。

 今日と、明日の事だけ考えて毎日生活している。気楽、と言えば気楽だが、失うものが何もない生活、というのは砂を噛むような毎日だ。

 とりあえず、生き延びよう。それしか考えられないし。生きる、ということが一番大切。とにかく生きる。それだけ。

 髪の毛も髭もサッパリして、気分が良い。久しぶりにこんな気分になった。風呂も入ったし。物理的清潔感は大切。大掃除もしたしね。

 メシは食いたくないけど、食わないとね。薬も飲まないといけないし。楽しみは、スマホドラクエをする事くらいかなー⁉。

 年末は憂鬱でしかない。変わり映のない日常を愛するものとしては、。つーか、普段も楽しくもなんとも無いが。まだマシ、レベル。

 早く試験も終わって、旅行にでも行きたいね。一人旅、なんて嫌いだけど、相手がいないからしょうがないし、。

 何処に行っても、孤独しか感じない。早く「はたらきたい」。それが唯一の希望であり、社会との接点になるからだ。

 子供も、結婚も諦めた中年男性は、クリスマスに孤独を感じ、年末に孤独を感じる。スマホタブレットも、パソコンも所有してるが、。

 そういう時は、水道の蛇口を捻り、確かめる。今日も水が使えることに感謝して、。私は「水を運ぶ人」でありたい目標が、確かに存在する。