ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

私の学生時代。

 私はあまり幸福ではない学生時代を過ごしてきた。まあ、イジメにあったりしてましたね。片道3時間だったから、田舎から出てきた私をみんな、馬鹿にしていた。

 中学・高校の6年間のあだ名は「カッペ」だった。田舎っぺのカッペ、だ。あはは。今ならこうやって人に話せるが、当時は無理でしたね。

 もちろん友達も出来ずに、毎日図書館で時間を潰して、みんなの下校時間とズラしていた。みんな楽しそうに通学しているのに、一人で歩くのはキツかったから。

 父親は小学校の校長先生で、「学校に行くのは当たり前。学校に行きなさい」と言われ続けた。不登校になるにも、家にも居場所が無かった(笑)。

 毎朝、学校に行くストレスで嘔吐していた。便秘も酷かった。ニキビも重度だった。その頃の写真は一枚も持っていない。本当に辛かった。

 で、高校を卒業して、大学に進学したものの、20歳で精神科デビューした。最早、全てが手遅れだと薄々感じていた。

 そして42歳の今まで、なんとか必死で、なんとか必死で生きてきた。立っているのもやっとだった気がするし、息をするのも苦しい時期はあった。

 今が楽しいし、もちろん薬の副作用を含めて、苦しいことは多い。だけど前を向いて歩いていこうと思う。「死」という幸福に向かっているのだから。だから頑張れる。