ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

私とドラクエ

 僕はゲーマーを自称するほど詳しくないが、1日のリラックスタイムとして、ほどほどに遊んでいる。「ゲームは1日1時間」という高橋名人の言葉はなかなか難しいが、そんな感じで遊んでいる。

 ドラクエは僕にとって特別な存在だ。ゲームにあまり詳しくない僕が唯一 、1〜最新作までクリアーしている。そんなゲームは他には無い。ドラクエだけだ。オンラインのドラクエは唯一 Wii U で買ったゲーム。僕のWii UドラクエX 専用機になっている 笑。

 ドラクエは人生に似ている。仲間に役割があって、旅をする感じにも似ていて、ゆっくり噛み締めながらプレイをする。街の人の会話も一見、無駄なようにも見えるが、遠回りをしながらプレイするのも楽しい。レベルを上げたり、カジノがあったり、子供心に記憶に残る。

 クラッチで言うところ「遊び」の部分が無いと、なかなか楽しめないのも日常生活とも似ている。なかなか気持ちに余裕が無ければ、ゲームは楽しめない。精神科医斎藤環さんも似たような事をおっしゃっていて、「ゲーム脳」の時はまず第一に異議申し立てをしてくれたのは、端くれゲーマーとしてとても嬉しかったし、心強かった。

 また、精神科医香山リカさんはゲーマーであり、ファミ通に連載を持っていたほどである。研修医の辛い時期にゲームによって癒されていたという話は自分にも当てはまる。世間のイメージの引きこもりは1日ゲームをしている映像がTVの夕方のニュースなどで特集されているが、現実は彼らにはそんな心の余裕は無い。自分もそうだった。ゲームは能動的な行為である。だから楽しい。