ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

精神科医との対話

 コンビニへ行って、喫煙所のベンチに朝からチューハイの缶2本開けているお兄ちゃんがいた。これは「ヤバイな」と思った。そしたらお兄ちゃんは私に話しかけてきた。大体私は「変な人」からよく声を掛けられる。ま、私も「変な人」だからか。

 そしてお兄ちゃんは何だかいろいろ話をしてくれた。話をしてくれたが、内容は覚えていない。大して面白くない話に相槌を打っていた。そして「何か仕事してるの?」と聞かれ、「いや、無職なんすわ。」と答えた。

 そしたら「警備の仕事はどう?」と聞いてきた。「いいんじゃないですかね⁉やった事無いけど」と答えると、どこのあーだこーだを教えてくれた。これもまた私は興味が無かったので覚えていない。

 そしたらお兄ちゃんは衝撃の発言をする。「500円欲しいな」と。こいつタカリじゃねーか!と思ったね。そしたら常習らしく「こないだゲーセンでコイン貰った」と自慢げに言われた。

 私はタバコも吸い終えたので、早々に退却した。しかし、あのコミュ力はスゴい。恥なんて微塵もない。またあのお兄ちゃんに会って仲良くなったらどうしよう?という一抹の不安もあるが、そこから始まる友情があってもいいじゃないか⁉