ななこ♂の部屋

小説「プログラミング・ガール」を書いています。

小説「精神科医との対話」

精神科医との対話。

友人は言う「お前は社会人能力が低い」と。何だろう?社会人能力とは?まさか、学校の偏差値、みたいな感覚なのだろうか? それとも年収?社会的地位?私には理解できなかった。私は薄ら笑いを浮かべて、その場を濁すしかなかった。 私には友人がいない。そ…

精神科医との対話。

「パンチドランク・ラブ」という映画がった。内容は忘れてしまったが、とても良い映画だったと憶えている。 まあ、まさに現在の私がそんな状態で、疾風怒濤、な日々を過ごしてる。彼女の名前はaiko 。悪い名前だ。 どうも小説「阿修羅ガール」を思い出してい…

精神科医との対話。

パソコンのモニターを見ると、そこに映し出されていたのは、アイドルのようであり、また、V-Tuber もようでもあり、まあ、結局のところただの数式だった。 仮に「接点t」と名付けるならば、一体何の接点なのか気になるところではある。曲線と曲線を結ぶ、そ…

精神科医との対話。

大学を出てからというもの、カネばかりが出ていく毎日だ。まーーー、働いてないんだから仕方がない。障害者ツラたん。 姉や親戚もカネを貸してくれないばかりか、これからの金銭面でのワーカーさんとの話し合いの立ち会いも拒否された。 無論、親からは既に…

精神科医との対話。

私はよく、大学の渡り廊下でタバコを吸いながら、「世界の終わりの始まり」を感じていた。つまり、「猶予期間」だった。 で、もちろんそれが終わると、実刑が下されるのは承知の上だった。だから、ウンコやションベンの世話も問題なかった。労役だったから。…

精神科医との対話。

私のMacBook Pro からは音楽が流れてくる。そのライムに身を委ね、一人、疲れを癒やす。そこにタバコがあれば完璧だ。 失恋の痛手はまだ癒えない。まるで、花火の残り香のように、終わらない夏に早く別れを告げてほしいと願っているが、この傷はそう簡単には…

精神科医との対話。

毎日、泥のような疲れを感じる。身体が思うように動かない苛立ちが、私の日常だ。ラーメンライスなんて食べたくない、炭水化物は懲り懲りだ。 そんな身体を引きずって、毎日のなんというか、リハビリというか、日常というか、ルーティーンというか、カッコよ…

精神科医との対話。

明日で彼女と会うのも最後だ。少し、いや、かなり寂しい。というか、この世の終わり感がある。マジで。 告白しよう。そして、ありがとうと伝えよう。私にはそれが精一杯だ。正直、しんどい。愛していたからこそ。 ま、しょせん私には高嶺の花。花は見ている…

精神科医との対話。

まーーー、なんて言うんでしょう。難しいですね、こういうのは。「きちんと考えれば短くなる」とはカウンセラーの弁。至言。 しかし、iQOS と缶コーヒーは合わんな。それが唯一、残念。どうでもいいけど。カツカレーが食いたい、という思いは強い。 「ラーメ…

精神科医との対話。

「素晴らしい日々だ」と私は思う。彼女に出会ってから。こんなに苦しい思いはいまだかつてしたことがない。 「有り難いな」と感じる。この喜びを。彼女には感謝の言葉しかない。それ以上は私は言えやしないだろう。まあ、しょうがない。 今でも彼女の影を追…

精神科医との対話。

困った。寝れない・飯が食えない。友人に聞いたら、「恋の病やんけ」だって。41ですよ、このおっサンは!ああ、キモい、厨二病だよ!。 まーーー、でも、告白することに決めました。ボロボロになったほうが、全然ラク。99%フラレるのを覚悟してるが、1%く…

精神科医との対話。

もうね、涙しか出ない。失恋ソングを聴いては涙し、それを1日に何回も繰り返す。これだけは心に誓っている。 彼女を送り出す際に、笑って、笑顔で、送り出すことだ。決して泣いてなんかいけない。恥ずかしいとは思わないが、彼女の困った顔は見たくないのだ…

精神科医との対話。

「好きすぎるから、サヨナラ」と、miwa は言った。正にその通りで、まあなんというか、そういう事はしょうがないのだ。 それを伏せるということは、不細工だが、寧ろ、本当の「愛」ってヤツは、お互いを傷つけない距離感で、時間だけが解決してくれるものか…

精神科医との対話。

なーーーんか、疲れていた。昨日から、。同僚に「元気ないね?」と言われた。普段、テンション高いのかな?よく分からん。 きっとこれが「恋」なのだろう。今までは全く、と言っていいほど意識はしていなかった。ただ、彼女の優しさに触れたら、恋に落ちてい…

精神科医との対話。

タバコを深く吸い、ぼんやり考える。人の深さってヤツに。彼女は言う「繊細過ぎるわ」と。まあ、その通りだろう。しかし、悪い気分でもないのも確かなのだ。 「まだまだここで、学ぶことは多いな」と感じ、少し嬉しい。ま、カネにはならんが、。41で蓄えもな…